1956-11-19 第25回国会 衆議院 日ソ共同宣言等特別委員会 第2号
そこで、この折衝の経過を拝聴しておりますと、いわゆるマリク名簿というものが基礎にされて論議されたかと思うのでありますが、御承知のようにマリク名簿外の者が相当におるはずでございます。
そこで、この折衝の経過を拝聴しておりますと、いわゆるマリク名簿というものが基礎にされて論議されたかと思うのでありますが、御承知のようにマリク名簿外の者が相当におるはずでございます。
その際、マリク名簿外未帰還者の問題については、イタリー、西独の前轍にかんがみ、悔を千歳に残さざるよう特に留意し、左記の各項を実現すべきである。 一、あくまで未帰還者問題は人道的立場から解決するとの基本態度を堅持すること。 二、マリク名簿登載者のみならず生存抑留者はすべて調印後ただちに送還されること。
○田邊政府委員 マリク名簿外の未帰還者三百八十五名というのは、昭和二十五年以降の政府資料であります。それ以前の政府資料によりますと、一万八千百七十七名になるわけであります。これらの方々の現在の状態は必ずしも明らかではございません。はっきりわかっておるのもございます。町に出て、自由な生活、いわゆるソ連の市民生活をしておるという方もございます。